ブッテーロという革



当店の今現在の取り扱いっている革は「ブッテーロ」と「ノブレッサカーフ」の2つ

私が本当に良いと思って入れている革です。

私が「ブッテーロ」に拘っているのは染色が芯通しだからです、芯通しとは革その物を染めてしまう製法で革らしさを残す事の出来る染め方なのです。短所は生産ロットによって色の違いが微妙にある事ですね、つまり安定しない革なのです。

芯から染めてある革は使い込む程に変化するのが特徴で、使い込んだ時の艶がそれは素晴らしいです。私はそこにほれ込みました

特にこの「ブッテーロ」は発色も素晴らしくカラーバリエーションも豊富、食用として肥大化した北米産とは違い小柄なフランス産の首部分(ショルダー)のみを使い、引き締まった繊維質は丈夫さと軽さを両立する当店が自信を持って勧める革なンのです。

革は上記以外にも色々種類がありますが、今はこの2種類のみと決めております。



最近その「ブッテーロ」は革材料を取り扱うある小売店で数か月販売されておりました(今は既に取りやめてます)

これでネットでポチッとで買える革になったのかと少し残念に思ったものです。


でもこれに関してはその小売店が独断で別ルートで輸入した物であって、元の取扱業者とは全く関係の無い物でした。

私はてっきり小売店販売を許可したとばかり思っておりました。1年に1枚買う方に販売するのが大変なのだと思ってました。

でも違うんですね。本当にその革が必要で思いがあればそんな手間関係無いんです。そう怒られてしまいました。

今回は私の憶測でブログを書いてしまい、多くの方に多大な迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。


ひとつ業者さんに電話して確認すればよかったですね。軽率でした。



私は常に少しでもいい物をお客様に届けたいと思っております。その為にはこの上記の革は必要です。

限りある資源、特に超大量生産出来る物では無いのでこの革を大切に使っていこうと思います。


おかげさまで色が増えてまいりました。これで内装やボディーカラーを合わせやすくなったのではないかなと思います

最近では逆に色が有りすぎて悩むというお話もお聞きします。自分だけのオリジナルのカラーを見つけてくださいね。